治療方針
マッサージや指圧、あん摩には疲労回復効果や自律神経調整効果、血液やリンパの循環改善効果、免疫活性効果などがあります。
また、鍼灸(はり・きゅう)の効果については、皮膚上の「ツボ(経穴)」を刺激することにより、自律神経系や内分泌系、免疫系などに作用して、中枢性あるいは反射性に筋緊張の緩和、血液やリンパの循環を改善することが知られています。
その結果、生体の自然治癒力(病気を自然に回復させる力)を高めると言われています。
施術の流れについて
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初診
初診の際には、現在気になっている症状や不調が起きてからの経過、過去の病気やケガ、事故の既往、血圧やアレルギー、服薬状況などを問診させていただきます。
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触診
その後、触診にて皮膚の状態や圧痛の有無、熱間や冷え、脈の常態、筋肉の緊張・こり、関節の変形や腫れなどを確認させていただきます。
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その他の検査
そして、必要に応じて、動作テストや反射検査などを行い、不調の原因を絞っていきます。
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施術方針の立案
問診や触診、その他の検査などから、不調の原因を絞り、施術に対する希望もお伺いしながら、施術の適否も含めてマッサージや指圧、はりなどの施術の種類や施術部位、期間などの施術方針を決めさせていただきます。
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施術開始
- 施術時間は、概ねマッサージのみの場合で半身が30分、全身が60分程度。
- 鍼のみの場合は、一局所のみで20~30分、全身で60分程度。
- マッサージと鍼を併用する場合には、45分から90分の時間がかかります。
- その他にも、必要に応じて温熱療法や運動療法、ストレッチなども組み合わせて行います。
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生活指導
不調は施術者のみが直すものでなく、患者さんご自身とともに直すものです。
施術後には、生活上の注意や食事、セルフエクササイズなどもお伝えさせていただきます。
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電話相談
体の不調や健康の不安がある方のご相談、「マッサージや鍼の適応かどうか?」、「不調があるけど何科の病院を受診したらいいのか?」など、お気軽にお電話でお問い合わせください。
FAQ よくあるお問い合わせ
鍼(はり)は痛くないですか?
施術に用いる鍼(はり)は、とても細く、先端も鋭くなっているので、注射や縫い針が刺さるときのような強い痛みは全くありません。
皮膚の下にずーんとしたような重く心地良いような刺激感があり、これがいわゆる「鍼のひびき」です。
どんな服装で行ったらいいですか?
施術を受けるときには、ジーパンや作業ズボンなど厚手の生地のズボン、締め付けのきつい下着などは避けていただいたほうがいいでしょう。
締め付けがなくゆったりした感じで、なるべく首周りが広く開く薄手の柔らかい服装がいいと思います。
ベルトや腕時計、ネックレス、ポケットの中の堅いものなどは事前に外してベッドサイドのカゴにお入れください。